社員約500人の会社の代表取締役社長、L氏は、各部門からのレポートのほぼすべてをエクセルで作った表で受け取り、持ち前の数字に対する強さを武器に分析してきました。

しかし、昨今の変化の激しいビジネス環境で生き残るためには、現状をいかに早く把握し、行動を起こしていくか？が勝負になります。できる限り紙を廃止し、デジタル化を進め、経営スピードを変えていかねばならないという強い思いで、全部門のレポートをダッシュボード化するプロジェクトを発案しました。

” 欲しかったのは、NASAのコントロールセンターです。大局を把握するための大きなスクリーンが前方にあり、そこにいる全員がいつでも現状を理解できます。以前は、社長執務室にある1台のノートパソコンで、該当のレポートをクリックして見ていくだけでも相当な時間を使ってました。現在は、5台のスクリーンで各部門の状況がいつでも表示されているので、視線を移すだけで最新のビジネス状況が手にとるように把握できます。また、私の経験に基づいた判断の基準数値も明確にしたため、悪ければ赤く、よければ緑のサインが出るため、良し悪しの判断も一瞬です。これまでレポートを作成してきた各部門長のレポート作成業務もなくなり、導入効果は絶大です。Googleカレンダーと連携しているので、当日のスケジュール確認も一瞬でできるようになりました。”